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2009年06月27日

ブレンダーからiPhoneへ(SIO2エクスポータの実験)

● すこしずつ、判ってきました。

blender.jpに去年紹介されてた、ゲームエンジン SIO2(エスアイオーツー)です。
Xcodeや、iPhoneアプリの作り方も少しずつ判ってきたので、ソースコードが読めるように
なってきました。^^

(2008年10月10日)blender.jp:iPhone と iPod用ゲームエンジン SIO2 に Blender が使用される
http://blender.jp/modules/news/article.php?storyid=2182

SIO2のチュートリアル動画はこちら
BlenderファイルとXCodeプロジェクトがダウンロードできます。
http://www.sio2interactive.com/TECHNOLOGY.html




● チュートリアルをひとつずつ、マスターしていきます。

チュートリアル03を理解すると、UVマップ/テクスチャを割り当てた、Blenderデータを
iPhoneに取り込めるようになります。

Blenderのシーンを全て(ライトもカメラも含めて)選択したら、スクリプト SIO2 Exporterを実行するだけで、SIO2ファイル(拡張子sio2)ができます。



iPhoneにインポートすると、こんな感じ。
このSSはMac上のiPhoneシミュレータですけど、iPhone実機でもほとんど同じです。





● 複数のUVマップもOK

当然、複数のUVマップに割り当てたテクスチャも持ち込めます。
アンビエントオクルージョンのテクスチャと、スカルプ確認用のグリッドテクスチャを
組み合わせてみました。




インポートすると、こんな感じ。
想像してた以上に、表現力も高そうです。
今まで作ったスカルプとか、片っ端から試してみたくなります。^^





● SIO2ファイルの中身

拡張子は sio2 ですけど、実はZIPファイルです。
中にはブレンダーのオブジェクト(メッシュ、ライト、カメラなど)が入ってます。
ブレンダーのアウトラインと似たような感じです。



ソースコードでは、SIO2内のブレンダーの各部品を相対パスで呼び出すようになってます。





● やっぱり回転させてみたいので。

iPhoneの液晶パネルを指でドラッグすると、templateScreenTouchMoveアクションが
連続で呼ばれますけど、チュートリアル03は中身が空っぽです。



ソースを改造します。
templateScreenTouchMoveアクションの中で、
 1 Touchされたら。
 2 指の移動量を得る。
 3 キューブを指定する。
 4 移動量を元に、3軸回転させる。



これで、指で回転できるようになりました。^^
ブレンダーで家具や室内パースを作ってiPhoneで動かしてみたいです。





● おしまい

まさか、iPhoneアプリ作りでも、Blenderが活用できるとは思ってませんでした。
ちゃんと勉強しておいてよかった。
今後、Android携帯のアプリ作りでも使えるといいですね。
  


Posted by ぱすてる at 00:36Comments(8)iPhone